ホーム > お店とエリア > 近畿エリア(大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山) > 食の都で味わう「大阪おでん」

ダシが決め手といわれる大阪の食文化。それを支えてきたのは、豊富な水である。大阪の水は琵琶湖を水源とする軟水で、どんな食材にも合う、料理に最適の水といわれる。特に昆布との相性がよく、昆布の水溶性うまみ成分を引き出す存在として欠かせない。
そんな大阪の水事情の中で根付いた昆布ダシが、大阪おでんにも活かされている。カツオをベースとする関東風に比べ、昆布ダシはさっぱりとして豊かな風味が特徴。クジラのコロやサエズリなど大阪ならではの具が与えるコクも、ダシをより味わい深いものにしている。
それぞれの店がダシや食材にこだわるのはもちろんのこと、最近では、おでんの枠を越えた斬新なメニューを提供する店も増えている。従来では考えられないレタスや茄子など新鮮野菜をしゃぶしゃぶ風に食べるおでんや、トマトとチーズのイタリアン風おでんなど、料理人のアイディアによって表情がさまざまに変化する。濃い口醤油の関東風おでんを提供する店も加わって、大阪のおでんはバラエティーに富む。「他と一緒ではおもろない」という個性的な大阪人のセンスと、変幻自在のおでんの性質が見事にマッチして、大阪おでんは更なる広がりを見せている。