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西宮は山と海に囲まれた自然豊かな街。ヱビスビールでもおなじみの福の神えべっさんの総本社である西宮神社をはじめ、古くからの歴史や文化が今も息づいています。そんな街だからこそ食へのこだわりも深く、キラリと光る名店も満載。思わずえびす顔になる味な店を探しに西宮へ。

福の神の名前がついたヱビスビールが誕生したのは、さかのぼるところ明治23年。サッポロビールの前身である日本麦酒醸造会社が設立され、その3年後に「恵比寿ビール」として発売されたのがはじめとされています。そう命名されたきっかけは、古くから商業や豊漁に福徳をもたらす神としての“縁起のよさ”にあやかったからだとか。そんなありがたいお名前と、麦芽100%のこだわりの味で、特別なビールとして今もたくさんの人々に愛されるビールになりました。
そんなヱビスビールは、西宮神社ともご縁が深く、“東洋のビール王”とも呼ばれた当時の馬越恭平社長が自社の発展を願い、西宮神社の御分霊を東京目黒のビール工場に勧請されたのが明治27年のこと。それ以来、会社の守護神として大切に祀られ、今も工場跡である恵比寿ガーデンプレイス内には恵比寿神社が鎮座しています。
ヱビスビールをゴクリと飲めば、自然とニンマリえびす顔に。そんな具合になるのも、えべっさんがおいしさと一緒に豊かな時間を届けてくれているのかもしれません。
そんなヱビスビールを飲む憩いひとときに、さらにえびす顔になれるお話をひとつ。ヱビスビールの瓶に貼られているラベルにはえべっさんが描かれていますが、右手に釣り竿、左手に鯛というのが通常のヱビスビール。ところが、数百本に1本の割合で、魚カゴの中にも鯛の入ったものに出会えることが! このえべっさんは“ラッキーヱビス”と呼ばれ、めったにお目にかかれない希少なビールです。鯛がダブルで、さらにめでたい(鯛)と、少しトクした気分になれるはず。日々の暮らしにちょっとした楽しみと幸せをくれる、それがヱビスビールです。

福の神であるえべっさんこと「えびす様」の総本社として、全国から崇敬を集める西宮神社。創建の年代は明らかではないものの、戎の名が平安時代後期には文献に度々記載されてきた由緒ある古社になる。古くより漁業の神として信仰されてきたが、この西宮は西国街道の宿場町として開けていたことから、市が立ち、やがて、市の神、そして商売繁盛の神様として隆盛を極めるようになる。 また、三連春日造りという珍しい構造の国宝の本殿は、昭和20年の戦災にあいましたが、昭和36年に再建。通称赤門といわれる表大門は、豊臣秀頼公の奉献によるものとされ、桃山建築の遺構を残し、その左右に連なる大練塀は日本三練塀の一つで、室町時代初期以前の築造といわれている。境内は甲子園球場がすっぽりと入る広さがあり、えびすの森は県の天然記念物にされている。
西宮神社を代表する祭典・行事といえば、毎年1月9日から11日に行われる阪神間最大のお祭りとして全国的に知られる「十日えびす」をはじめ、えびす大神様のご鎮座伝承を今に映し出す6月14日の「御輿屋(おこしや)祭り」、和田岬への神輿渡御などの秋の風物詩である9月21日〜23日の「西宮まつり」など、数多くの華やかなものが多く、毎年たくさんの参拝者で賑わう。 また現在、本殿復興五十周年境内整備事業が進められており、平成22年12月に神池の改修と新しい祈祷殿を竣工。また、今年1月からは社務所1階に「えびす信仰資料展示室」が開館され、ここでは土鈴やお面など、骨董品ではなく庶民の生活に根付いた生きた民芸品を中心に約500点を順次展示する。本殿復興五十周年境内整備事業として、9月頃までは本殿改修工事が行われている。



左)恵比寿神社が祀られている恵比寿ガーデンプレイスのパンフレット 右)ヱビスビール絵馬(共に「えびす信仰資料展示室」に展示)

主な年間行事
◆十日えびす(1月9日から11日) ◆太々神楽祭(5月1日から6日・10日) ◆御輿屋祭(6月14日) ◆夏越大祓(6月30日) ◆夏祭 えびす萬燈籠(7月20日) ◆例祭 西宮まつり(9月21日から23日) ◆誓文祭(11月20日)






西宮神社境内にある「おかめ茶屋」は、100年以上前からこの場所で参詣客の憩いの場となっているお茶屋さん。祈祷殿の新設に合わせて、平成22年末に新装開店。以前から販売するあま酒とゆで卵、わらび餅に加え、新しい2つの名物が楽しめるようになった。一つは、“満足”を当て字にしたモチモチの「満足(みたらし)団子」。もう一つが、えべっさんが持っている鯛をヒントにした「ちび鯛焼き」だ。「小さい鯛で大きな鯛を釣れるように」というお店の粋な計らいも楽しい。新しくテラス席もでき、池を眺めながら、おいしいおやつでのんびりと。もちろんここでもヱビスビールを販売中。
満足団子(2本/えびす宮っ子茶付き)200円
ちび鯛焼き(3個/えびす宮っ子茶付き)150円
あま酒 1杯350円
ゆで卵 1個60円
ヱビスビール500円
3月中旬~11月下旬はわらび餅(350円)も登場
住所:西宮市社家町1-17 西宮神社境内
営業時間:9:00~16:30
定休日:無休