サッポロビール株式会社
★SAPPORO
  • よくあるご質問・お問合せ
  • サイトマップ
  • マイページ
  • 会社情報
  • サッポログループ
★SAPPORO マイページ
マイページ
メニュー
メニュー
clear

ホーム > お店とエリア > 近畿エリア(大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山) > CITY LIGHTS 豊岡 > vol.02 カバンのまち豊岡の魅力

カバンのまち豊岡ならではの魅力を作り上げるために。

バッグワークス株式会社 商品企画部/生産部 山科 裕さん

やましな ゆたか
1983年、兵庫県豊岡市生まれ。高校卒業後に上京し、文化服装学院で服飾を学ぶ。その後、東京でアパレル会社に勤務後、2010年に豊岡へとUターン。2007年にバッグワークス株式会社に入社し、現在は生産のほか、企画や営業などをマルチにこなす。

山科 裕さん

企画から製造、販売までができるのが産地の会社の強み。

山科 裕さん

——山科さんは元々豊岡のご出身で、東京のアパレル会社を経て、バッグワークス株式会社へ入社されたそうですね。

山科 服飾の専門学校へ通うため上京し、卒業後はアパレル会社で働いていました。けれど、かなりのハードワークだったので体調を崩してしまい、豊岡へ帰ってきたんです。そんな時に友人のツテでカバンづくりに誘われて。遊び感覚でやっていた時に偶然、今の会社に誘っていただいて、ここで働くことになりました。カバンは地元では有名な産業だとは知ってはいましたが、あまり深くは知らなくて……。それならば挑戦してみようかな、という気軽な感じで最初は始めたんです。

イメージ

——服飾経験はあったものの、カバンとなると最初はかなり勝手が違ったんじゃないですか?

山科 確かにアパレル時代はショップに立つことが主だったので、ここまで職人として働いた経験がなく、最初はギャップがありましたね。でも、元々モノを作るのが好きで服飾の道に進んだので、楽しみながら修業させてもらった感じです。現在は縫製を行う現場の仕事はもちろん、企画や営業も担当しています。小さな会社なので一人ひとりがいろんな役割を担わないといけませんが、逆にそうすることでモチベーションも上がるし、やりがいもある仕事だと実感しています。

イメージ

——例えば、どういった時にこの仕事のおもしろさを感じますか?

山科 弊社は様々なメーカーから依頼を受けて各職業に特化した業務用カバンの製造を得意としてきたんですが、それから派生して、 “しごとのかばん”をテーマにした自社ブランド「BAGWORKS」を2012年からスタートさせました。今では新作に関して企画から携わっているものも多く、展示会ではバイヤーさんと商談をする機会も増えています。そんな時に自分自身が営業だけでなく製造にも関わっているので、お客様に商品のディテールを詳しく説明することができるし、逆にお客様のニーズを取り入れて企画に反映させることもできます。それが商品の企画から製造、販売まで一貫して行う小さな会社だからこその強みであり、おもしろさでもあると思います。

当たり前だと思っていたカバン産業の街のよさを再発見。

——山科さんが東京から豊岡へと帰ってきた時に、地元の印象は以前とは変わっていましたか?

山科 上京前は田舎で何もない街だと思っていたんですが(笑)、戻ってきて同世代や上の世代と交流する機会が増えるにつれ、おもしろいことをしている人が意外に多くて。遊びだけじゃなく、飲食業や製造業など仕事に関しても興味深いことをやっていて、都会に行く必要もないというか、田舎にもいいところがいっぱいあるんだな、と最近は特に感じますね。

BAGWORKSイメージ
BAGWORKSイメージ

——それは街を盛り上げようとしている人が増えたということですか?

山科 僕自身、今は30代半ばなんですが、周囲には家業を継いで新しいことにチャレンジしている友人が多くて。例えば、実家が製麺所の友人は今まで中華麺しか作っていなかったのに、新しくパスタを開発して取引先を全国に開拓したりしているんですよ。また、トヨオカ・カバン・アルチザン・スクールに通う人と話せば、彼らは日本各地から豊岡に夢を抱いてこの街へ来ているんですよね。そんな話を聞くと、僕にとっては当たり前だと思っていたカバン産業があるこの街のよさを再発見できるし、最近はIターンや地域おこし協力隊などで移住し、この街を気に入ってくれて永住する人も増えていると聞きます。そんな人たちの話に刺激を受けながら、僕自身もカバンも含めて、豊岡という街をもう一度見据えて、もっとおもしろいことをしたいなと感じさせてくれています。

BAGWORKSイメージ

——山科さんの今後の展望や、豊岡の街に望むことは何ですか?

山科 仕事面では今、展開している“しごとのかばん”シリーズ以外にも新しいものを作りたいですね。例えば、カバン職人がたくさんいるので、そこに特化したものを作っていけたら。そういった豊岡というカバンの街ならではの特色を打ち出していきたい。
また、街に対しては、ここで暮らす子どもたちが地元の産業や仕事にもっと興味を持てる環境ができたらと思います。本当に素晴らしい産業だと思うし、もっと華やかになれる産業だとも思っているので、小さい時から地元の産業を理解できる取り組みをするなど、子どもたちが地元で夢を抱いて、いろんなことにチャレンジできるような環境づくりができればいいですね。「将来はカバン職人になりたい」と言ってくれる子どもたちを増やせるなら、ぜひともお手伝いしたいと思います!

山科 裕さん

取材協力:株式会社中川政七商店
≫ https://www.yu-nakagawa.co.jp/