サッポロビール株式会社
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ホーム > お店とエリア > 北海道エリア(北海道) > 北海道発 おいしい空間 第1弾 Vol.3

第1弾(全3回)対談ホスト:アトリエテンマ 長谷川 演氏 1966年、青森県弘前市生まれ。1990年にアトリエテンマを設立。幅広い分野で800軒以上に及ぶ物件のデザイン、コンセプトワークなどをトータルで手がける。デザイン塾の開講、小学校での出張授業など、人材育成にも力を入れている。趣味は華道という風流人。第3回目ゲスト:元祖美唄やきとり 福よし 城野祐司氏 1963年、美唄市生まれ。美唄やきとりの生みの親といわれる三船福太郎より直接見せを譲り受けた老舗「福よし」の2代目。岩見沢店、札幌市内に複数店舗、さらに銀座にも店舗展開をしている。
城野祐司氏

炭鉱町に愛されて80余年。元祖の味を守り、美唄の食文化を発信。。

長谷川実はすごい好きなんです、美唄やきとり。おいしいですよね。これはビールが進みます(笑)。

城野そうでしょう、やきとりとビールは最高の相性ですから(笑)。僕は物心ついた時からこれを食べていましたからね、やきとりは「もつ」と「せい」しかないものだと思っていました。

長谷川美唄やきとりの歴史は80年と聞きました。美唄市民のソウルフードですね。

城野美唄やきとりの特徴であるもつは、鶏を余すところなく全部おいしく食べようと、1本にいろんな部位を刺したのが始まりといわれています。最初にモモ肉、最後は皮。その間に入るもつは、その串によって内容はいろいろ。キンカン、レバー、砂肝、ハツをうちでは使いますね。親鶏を使うこと、タマネギをはさむことも、ほかの地域のやきとりとは違うかもしれませんね。

やきとりを食べるお二人。

長谷川やきとり屋で締めにそばを食べるというのも、面白いと思います。

城野鶏をさばいたガラで出汁を取り、美唄ではなぜかそばを入れたんですね。このそばに、あえて食べ残したやきとりを串からはずして入れるのが、福よし流。焼いてにじみ出た脂で、そばの味が変わるんです。初めてのお客様がいらっしゃると、お連れのお客様が食べ方の見本を見せる、あるいは従業員が説明する。そこに会話が生まれ、いいコミュニケーションが生まれる。見ていて、いい光景だなぁと思いますね。

長谷川地元で愛されていた味が、ほかの地域にも広がる。これはもう食文化ですね。福よしさんが、美唄やきとりを知るきっかけになったという方も多いでしょうね。

斬新な店舗デザイン

あえて柱と梁をむきだしにし、部分的に吹き抜けにした斬新な店舗デザインが、
モダンで開放感ある空間を造り上げている。

アトリエテンマ 長谷川 演氏

壁板の一枚一枚は串をイメージした、デザインの面白さ。

城野札幌に出店を始めたのが、7~8年前。今では札幌市内に15店ありますが、これまで店舗デザインを専門家に頼んだことがなかったんですよ。長谷川さんがデザインしてくださった「すすきのどまんなか店」が初めてです。

長谷川やきとり一品で何十年もやって来られた歴史がある。潔いし、これは真剣勝負の商売。お客さんにも、やきとりを真剣に楽しんでもらえる空間にしたいと、必要のないものは一切空間に入れないことにしたんです。最後まで悩んだのは、焼き場を見せるか、厨房に隠すか。

城野結局、隠したんですが、それはそれで良かったんだと思います。店内の中央にある柱も、最初は危ないなぁと思っていたんですが、今なら長谷川さんの意図がわかります。アクセントなんですね。これがないとつまらない。

長谷川何もないと逆に、お客さんが落ち着かないんですよ。そういう効果もあります。

城野それと壁に巡らせた縦長の一枚板。一枚として継ぎ接ぎの板はない。メニューの一部も縦に書き連ねて、文字もデザインになるんですねぇ。

長谷川縦に長いラインを多く取り入れ、高く見えるアクセントをつくっています。イメージは串ですから。

城野本店の渋いイメージで札幌に出店したほうがいいという声もあるんです。

長谷川本店は長い年月を重ねた本物感がありますが、別の地域で似せた店をつくっても、浮いちゃうというか、つくられた感が否めないと思いますよ。

城野やはり、立地に見合ったデザインというのが大切なんですね。

串をイメージしたデザイン

お店全体が細長い"串"をイメージしたデザインで統一され、見事に調和している。

ビールを前にそれぞれの想いを熱く語り合うお二人。

北海道ご当地グルメの代表格、美唄やきとりを肴にサッポロクラシックで乾杯! 自然と顔がほころびます。

東京をどうとらえ、北海道をどう発信するか。価値の再確認へ。

長谷川福よしさんは美唄やきとりのポジションをどこに持っていくのか、ということに興味があります。

城野札幌は転勤族の方も多いですから、首都圏に戻ったお客様から「東京でも福よしの味を」というご要望が多かったんです。その声に後押しされ、銀座に出店を決めました。多くのお客様に、福よしの味を喜んでいただいています。やはり銀座は多種多彩な飲食店が集まる場所。うちも勉強をさせてもらいながら、新たなお客様をどう取り込んでいけるのか、そこをいろいろと考えています。東京は情報が溢れているので、北海道と同じような商売を…、という訳にはいきませんものね。

長谷川本当にそうですね。情報にあまり価値のない時代になっていますから、やはり見せ方、出し方、伝え方をもっと考えていかないと…とは思います。美唄から札幌、東京へと、展開されたことで美唄やきとりのポジションを少しずつ上げて来られた。すごく頼もしいことだと思うんですよ。

城野僕だけではなく、長谷川さんをはじめ、北海道から一歩踏み出し、北海道ブランドを推していこうという経営者はいっぱいおられますよね。そういう人たちが集まり、力を合わせて北海道に元気を送る。そういう必要性は感じています。

長谷川リアルな東京をどうとらえるか、逆にリアルな北海道をどう伝えるか。実際には出てみないとわからないことが多い。やってみて初めて、ハイリスクだとわかるんですよね(笑)。

城野確かにそうです。東京でも長谷川さんと福よしのコラボで何かやりたいですね。

長谷川いいですね。今からでも遅くないですよ(笑)。

一枚板に筆書のお品書き

串をイメージした縦長の一枚板に筆書のお品書きが美しい装飾になっている壁面

看板にも”串”イメージの細長い板が
あしらわれている。

看板にも串イメージ
[今日の美味しい空間]元祖美唄やきとり福よし すすきのどまんなか店

[今日の美味しい空間]元祖美唄やきとり福よし すすきのどまんなか店

味の濃い親鶏のさまざまな部位を一串に刺した、
美唄やきとりを楽しめる福よしチェーン。
「すすきのどまんなか店」は店名の通り、
すすきの中心部にあり、アクセスがよく遅い時間帯まで
営業しているのが魅力。シンプルで落ち着いた店内で、
元祖の味を堪能してください。

北海道札幌市中央区南5条西3丁目 五條ビル1F
TEL/011-520-2944
営業時間/18:00~翌5:00
(土曜17:00~、日曜・祝日17:00~翌3:00)
定休日/不定
サッポロクラシック樽生500円、元祖美唄のもつ130円、
元祖美唄のせい130円、鶏だしそば630円(ハーフ480円)

[店舗設計会社]アトリエテンマ

[店舗設計会社]アトリエテンマ

これまで手がけたインテリアデザインは、800店舗以上。
飲食店のほか、ブライダル、リゾート、レジャーホテル、クリニック、旅館、個人住宅と
幅広い業態に関わり、活動エリアも北海道にとどまらず、全国の物件へと広がっています。
大切にしているのは、空間の目的を第一に考えた空気感をつくること。
人間同士の距離感や密度、見るもの、触れるもの、足から伝わる感覚…。
さまざな要素で変わる微妙な空気を生み出すこと。
それがアトリエテンマのアイデンティティなのです。

ホームページ:http://www.atelier-temma.com/
札幌本社:011-222-8888 東京支社:03-6355-6767

小西 由稀岩浪 睦